電気工事士の年収・手取りの実態【現場出身が解説】

「電気工事士の年収って実際どのくらい?」という疑問に、現場目線でまとめます。厚生労働省の賃金データや現場感覚をもとに、手取りと年収の目安を整理します。

電気工事士の平均年収の目安

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、電気工事士の平均年収は430〜550万円程度が目安とされています(経験・規模により幅あり)。

新卒・未経験スタートでは280〜320万円程度からが多く、経験5年以上で350〜450万円、職長・現場代理人クラスになると500万円を超えるケースも出てきます。

手取りの目安

年収400万円の場合、社会保険料・所得税・住民税を差し引いた手取りは月25〜28万円程度が目安です。ただし残業・各種手当の有無で大きく変わります。

年収に影響する要素

会社の規模

大手ゼネコンの協力業者や、大手設備工事会社に所属しているかどうかで、基本給・賞与・福利厚生が変わります。中小の一人親方系の下請け会社は日当制が多く、稼げる月と稼げない月の差が出やすいです。

業種・仕事の種類

業種によって年収水準は大きく異なります。

  • プラント・大型工場の電気工事:技術難度が高い分、単価も高め。経験者は600万円超えも
  • 一般建築内線工事:安定しているが年収の天井が見えやすい
  • 設備管理・ビルメン:年収は低めだが残業少・安定雇用
  • 独立・一人親方:うまくいけば高収入だがリスクあり

資格の有無

第一種電気工事士を取得していると、扱える工事の範囲が広がり、単価や役職に直接影響します。電験三種(第三種電気主任技術者)を持っていると設備管理での待遇が大きく上がります。

年収を上げるための現実的な方法

資格を積み上げる

第二種 → 第一種電気工事士、さらに電験三種を目指すことで、転職市場での評価と年収が上がります。特に電験三種は取得難易度が高い分、希少価値があります。

業種・職場を変える

今の会社で年収が上がりにくいと感じるなら、職場を変えることが最も効果的な方法のひとつです。同じ電気工事士でも、業種を変えることで年収が100〜200万円変わることはよくあります。

転職準備の具体的な手順はこちらの記事でまとめています。

まとめ

  • 平均年収の目安:430〜550万円(経験・規模により変動)
  • 年収に影響する要素:会社規模・業種・資格
  • 年収アップの方法:資格取得 or 業種・職場の変更

将来性については電気工事士の将来性で整理しています。資格取得後の選択肢はどこで働くかもあわせてどうぞ。