低圧電気設備の技術基準・数値まとめ

電気設備技術基準の解釈(電技解釈)に基づく低圧電気設備の主要数値をまとめました。設計・施工・検査の場面で素早く参照できる早見表として活用してください。

電圧区分

電技解釈第2条に定める電圧区分です。低圧・高圧・特別高圧の区別は、機器選定や接地工事の種別を決める基本になります。

種別 直流 交流
低圧750V以下600V以下
高圧750V超〜7,000V以下600V超〜7,000V以下
特別高圧7,000V超7,000V超

接地工事の種別

電技解釈第17条〜第19条に基づく接地工事の種別と主な規格値です。機器の電圧クラスや設置場所によって適用する種別が変わります。

種別 接地抵抗値 接地線の最小太さ 主な用途
A種 10Ω以下 2.6mm(単線)/ 5.5mm²(より線) 高圧・特別高圧機器の外箱
B種 150/Ig Ω以下(変圧器高圧側1線地絡電流で計算) 2.6mm以上 変圧器の低圧側中性点または一端
C種 10Ω以下(漏電遮断器設置時500Ω以下) 1.6mm(単線)/ 1.0mm²(より線) 300V超の低圧機器の外箱
D種 100Ω以下(漏電遮断器設置時500Ω以下) 1.6mm(単線)/ 1.0mm²(より線) 300V以下の低圧機器の外箱

絶縁抵抗の最小値(電技解釈第58条)

低圧電路の絶縁性能として要求される最小絶縁抵抗値です。電路の対地電圧と使用電圧によって要求値が異なります。

電路の区分 最小絶縁抵抗値
対地電圧150V以下(300V以下の電路)0.1MΩ以上
対地電圧150V超300V以下0.2MΩ以上
300V超0.4MΩ以上

漏電遮断器の感度電流

電技解釈第36条に基づく漏電遮断器の定格感度電流と動作時間です。設置場所の環境によって要求される仕様が変わります。

設置場所 定格感度電流 動作時間
一般(乾燥した場所)30mA0.1秒以内
水気のある場所・プール等15mA0.1秒以内
高速形(感電保護用)30mA以下0.1秒以内
時延形(過電流との協調用)30mA0.1秒以内〜2秒以内

電圧降下の目安(内線規程 1340節参考)

内線規程1340節を参考にした電圧降下の許容値です。引込み点から最遠端までの幹線・分岐の構成によって許容値が変わります。

区間 許容電圧降下
引込み点〜最遠端(幹線+分岐)5%以内
分岐回路のみ(幹線圧降下2%以下の場合)3%以内
分岐回路のみ(幹線圧降下2%超の場合)2%以内