製造業に欠かせない通信ネットワーク『CC-Link』とは?超初心者向け

CC-Linkとは?

CC-Link(Control & Communication Link)は、三菱電機が開発したオープンな産業用フィールドネットワークです。複数の機器(PLC、センサー、アクチュエーターなど)を接続して、データ通信を高速かつリアルタイムに行うことができます。

現在は「CC-Link協会(CLPA)」によって仕様が管理され、世界中の企業が対応製品を開発しています。

CC-Linkの主な特長

〇高速・リアルタイム通信
工場のライン制御では「今すぐ」のデータ処理が求められます。

CC-Linkは10Mbps以上の高速通信を実現しており、ミリ秒単位で機器間のデータをやりとり可能

※機種によって対応していないものも存在します。

〇オープンネットワーク
三菱電機だけでなく、さまざまなメーカーの製品と接続できるオープン仕様

例えば、キーエンスなどの機器との接続可能です。

〇多様なバリエーション
用途に応じて複数のラインナップが用意されています。

CC-Link IEEthernetベースの高速通信)

CC-Link IE TSN(Time-Sensitive Networking対応)

CC-Link IE Field/Basic(汎用Ethernet対応)

従来型のCC-Link(RS485ベース)

CC-Linkが使われている現場

・自動車製造ライン(溶接ロボット、塗装ラインなど)

・食品・飲料工場のパッケージング機器

半導体製造装置

・物流倉庫の搬送装置

※日本だけでなく、アジア、ヨーロッパ、アメリカでもCC-Linkは広く採用されています。

まとめ
CC-Linkは、ただの通信規格ではありません。

製造現場の効率化、安全性、信頼性を高める「縁の下の力持ち」です。

もしあなたの仕事が工場の自動化や制御システムに関係しているなら、CC-Linkを学ぶことは間違いなく価値があります。

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