アンペア計算ツール|電力・電圧から電流値を単相・三相別に自動計算

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電力(W)と電圧(V)から電流(A)を逆算できる無料Webツールです。単相・三相の2方式に対応し、三相では力率も加味して計算します。電気工事士の学科試験対策、現場でのブレーカー選定や電線サイズ検討など、電流値をサッと確認したいときにご活用ください。会員登録は不要、ブラウザのブックマーク登録推奨です。

🔌 アンペア計算ツール

※この計算結果はあくまで参考値です。実際の施工・設計においては必ず専門家の確認を行ってください。

電流(アンペア)の計算式(単相・三相)

電流(A)は、電力の公式を電流について解くことで求まります。電力の基本式「W = V × I」を I について解けば「I = W ÷ V」です。三相回路では線間電圧と√3(≒1.732)、さらに力率が関わるため、式が変わります。

  • 単相:I = W ÷ V
  • 単相(力率を考慮する場合):I = W ÷(V × 力率)
  • 三相:I = W ÷(√3 × V × 力率)

各記号の意味は以下の通りです。

  • W:電力(ワット)
  • V:電圧(ボルト)。三相の場合は線間電圧を使います。
  • 力率(cosθ):負荷が実際に消費する有効電力と皮相電力の比。抵抗負荷(ヒーター等)は力率1、モーター等の誘導性負荷では1未満になります。

本ツールの「単相」タブは力率の入力欄がなく、I = W ÷ V で計算します。力率を含めて計算したい場合は、あらかじめ電力値に力率を反映させるか、三相タブの計算式を参考にしてください。「三相」タブでは力率を入力して I = W ÷(√3 × V × 力率) で計算します。

計算例

単相の例:消費電力1500W、電圧100Vの機器の場合、
I = 1500 ÷ 100 = 15A となります。家庭用コンセント1口の定格が15Aなので、この機器1台でほぼ定格いっぱいであることが分かります。

三相の例:消費電力3000W、線間電圧200V、力率0.8の三相負荷の場合、
I = 3000 ÷(√3 × 200 × 0.8)= 3000 ÷(1.732 × 200 × 0.8)= 3000 ÷ 277.1 ≒ 約10.8A となります。

電流値を求める目的・使う場面

機器の消費電力から電流値を求めることで、次のような設計・確認に役立ちます。

  • ブレーカー(過電流遮断器)の定格選定:計算した電流値をもとに、適切な定格電流のブレーカーを選びます。
  • 電線の許容電流・サイズ選定:電流値が電線の許容電流を超えないように、適切な太さ(断面積)の電線を選定します。
  • 設備容量の確認:既設の分電盤やトランスに新しい負荷を追加できるか、既存の容量で足りるかを事前に確認します。
  • 電気工事士学科試験の計算問題:試験で頻出の「電力と電圧から電流を求める」問題の計算練習にも活用できます。

電流が分かれば、そこから電線サイズや保護機器の選定へと設計を進められます。電流値の把握は、配線設計の出発点です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 単相と三相で計算式が違うのはなぜですか?
A. 三相交流は3本の電線が120度ずつ位相をずらして電力を送るため、電力と電流の関係に√3(≒1.732)の係数が入ります。単相は1組の電圧・電流で電力を計算するためシンプルな割り算になりますが、三相では√3と力率を含めた式になります。

Q2. 力率がわからないときはどうすればよいですか?
A. モーターなどの誘導性負荷では0.8前後が目安として使われることが多いですが、実際の力率は機器の種類や運転状態によって異なります。正確な値は機器の銘板や仕様書に記載されているので、設計段階ではそちらを確認してください。

Q3. 計算した電流値どおりのブレーカーを選べばよいですか?
A. 計算上の電流値ぴったりのブレーカーを選ぶのは避けてください。連続使用時の許容電流や、モーター等の始動電流(定常の数倍になる場合がある)を考慮して余裕を持たせる必要があります。ブレーカーの選定は最終的にメーカーの選定資料や内線規程などの基準に従って決めてください。