電線管サイズ選定ツール【VE管・PF管・E管対応】|電線本数から管サイズを計算
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電線管(VE管・PF管・E管)に電線を収める際の最適な管サイズを自動で選定できる無料ツールです。電線の種類・サイズ・本数を入力するだけで、占有率(充填率)の基準を満たす管サイズを計算します。電気工事士の施工計画、電気設計の配管選定など、実務でそのまま使える計算ツールです。会員登録は不要、ブラウザのブックマーク登録推奨です。
🔧 電線管サイズ選定ツール
収める電線を入力してください(最大5行)。
| 種類 | サイズ | 本数 | |
|---|---|---|---|
管の種類を選択してください。
※ この計算結果はあくまで参考値です。保証するものではございません。
電線の被覆外径はメーカー・規格により異なる場合があります。実際の施工・設計においては必ず専門家の確認および各メーカーの仕様書を参照してください。
電線管サイズの選び方(計算の考え方)
電線管のサイズ選定は、収める電線の被覆込み外径から断面積を求め、その合計(総断面積)が電線管の内断面積に対して一定の割合以下に収まるサイズを選ぶ、という手順で行います。
この「一定の割合」が占有率(充填率)と呼ばれるもので、電線を管に収めたときに管の内部をどの程度まで占めてよいかを示す基準です。占有率の上限は内線規程(JEAC 8001)で定められており、電線の本数や管の種類によって基準値が異なります。詳しくは最新の内線規程を確認してください。
占有率に余裕を持たせる理由は、管内での電線の引き入れ作業をしやすくするためと、電線同士の密着による発熱を防ぐためです。基準ぎりぎりではなく、1サイズ上の管を選ぶことが現場では多くあります。
電線管にはいくつかの種類がありますが、代表的な3種類の用途の違いを整理します。
- VE管(硬質ビニル電線管):合成樹脂製の硬質管。軽量で切断・接続が容易なため、屋内配管を中心に広く使われます。金属管と比べて腐食の心配がないのが利点です。
- PF管(合成樹脂製可とう電線管):柔軟性がある合成樹脂管で、自己消火性を持つタイプです。曲げ配管が容易で、天井裏や壁の中など曲がりが多い場所に適しています。
- E管(ねじなし電線管):鋼製の電線管。機械的強度が高く、工場や屋外など物理的な衝撃・損傷を受けやすい場所で使われます。接地工事との組み合わせで漏電保護にも寄与します。
計算例
たとえば、IV 5.5mm² を3本、PF管に収める場合を考えます。
まず、IV 5.5mm² 1本あたりの被覆込み外径から、その電線の断面積を算出します。次に、3本分の断面積を合計して総断面積を求めます。最後に、PF管の各サイズの内断面積と総断面積を比較し、占有率が内線規程の基準以下となる最小の管サイズを選定します。
電線の被覆外径はメーカーや製造ロットによりわずかに異なるため、本ツールでは一般的な参考値を用いて計算しています。実際の施工では、使用する電線メーカーの仕様書に記載された外径値を確認してください。
このように、本ツールでは電線の種類・サイズ・本数を入力するだけで、上記の手順を自動で処理し、基準を満たす管サイズを一覧で表示します。
関連する規格・基準
電線管のサイズ選定に関わる主な規格・基準は以下の通りです。
- 内線規程(JEAC 8001):電線管内の電線の占有率(充填率)の上限や、電線管への収め方の施工基準を定めています。電線管サイズ選定の最も基本となる基準です。
- 電気設備技術基準・解釈:電気設備全般の技術的な安全基準を定めた法令です。電線管工事に関する施工方法の要件も規定されています。
- JIS C 8305(鋼製電線管):E管(ねじなし電線管)やG管(厚鋼電線管)など、鋼製電線管の寸法・材質・試験方法を定めた規格です。
- JIS C 8411(合成樹脂製可とう電線管):PF管(自己消火性)やCD管(非自己消火性)など、合成樹脂製の可とう電線管の寸法・性能・試験方法を定めた規格です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 占有率(充填率)は何%までが基準ですか?
A. 占有率の上限は内線規程(JEAC 8001)で定められており、電線の本数や管の種類によって基準値が異なります。具体的な数値は最新の内線規程を確認してください。なお、基準ぎりぎりではなく余裕を持ったサイズ選定が現場では推奨されています。
Q2. 太さの違う電線が混在するときはどう計算しますか?
A. 各電線の被覆込み外径からそれぞれの断面積を求め、すべてを合計した総断面積で占有率を計算します。本ツールは最大5行まで異なる種類・サイズの電線を入力できるため、混在する場合でもそのまま計算が可能です。
Q3. PF管とCD管の違いは何ですか?
A. どちらも合成樹脂製の可とう電線管(JIS C 8411)ですが、大きな違いは自己消火性の有無です。PF管は自己消火性があり、炎を取り除くと自然に消火します。一方、CD管は自己消火性がなく、原則としてコンクリート埋設専用(直接コンクリートに埋め込む使い方)です。露出配管や天井裏にはPF管を使用してください。
