接地線サイズ選定ツール【A〜D種の最小太さと接地抵抗値|電技解釈第17条】

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接地工事の種別(A種・B種・C種・D種)や電路の電線サイズから、接地線の最小太さと接地抵抗の基準値を確認できる無料ツールです。接地種別ごとの接地抵抗値は電気設備の技術基準の解釈(電技解釈)第17条に基づきます。接地工事の設計確認や、第二種・第一種電気工事士試験の暗記対策にそのまま使えます。会員登録は不要、ブラウザのブックマーク登録推奨です。

🔧 接地線サイズ選定ツール

※ この計算結果はあくまで参考値です。接地抵抗値・接地線の太さはいずれも電技解釈第17条に基づきます。実際の施工は有資格者・専門家に確認してください。

接地工事とは(なぜ接地するのか)

接地(アース)とは、機器の金属製外箱や電路の一部を、大地と電気的に接続することです。目的は主に次の3つです。

  • 感電の防止:機器内部で絶縁が破れて外箱に電気が漏れても、接地線を通じて電流が大地へ逃げ、人が触れたときの感電を防ぎます。
  • 漏電遮断器の確実な動作:漏れ電流の経路が確保されることで、漏電遮断器が正しく検出・遮断できます。
  • 異常電圧の抑制:高圧と低圧が混触したときの電圧上昇(B種接地)や、雷などの異常電圧を大地へ逃がします。

接地工事の種別と接地抵抗値(電技解釈 第17条)

接地工事は対象の電圧などに応じてA種・B種・C種・D種の4種類に分かれ、それぞれ接地抵抗値の上限が定められています。C種とD種は「300Vを境」に分かれるのが最頻出ポイントです。

種別主な対象接地抵抗値
A種高圧・特別高圧の機器の金属製外箱等10Ω 以下
B種高圧/特別高圧と低圧を結ぶ変圧器の中性点等(混触防止)計算値(150/Ig Ω以下 等)
C種300V を超える低圧の機器等10Ω 以下(0.5秒以内に自動遮断する装置がある場合 500Ω以下)
D種300V 以下の低圧の機器等100Ω 以下(0.5秒以内に自動遮断する装置がある場合 500Ω以下)

⚠️ C種は10Ω以下、D種は100Ω以下です。数字が紛らわしく、C種を「100Ω」と取り違える誤りが解説サイトでも見られますが、より厳しい(小さい)方が高い電圧を扱うC種、と覚えると間違えません。

B種接地抵抗の考え方(17-1表)

B種だけは固定値ではなく、1線地絡電流 Ig[A] を用いた計算で求めます。

条件接地抵抗値
下記以外の場合150/Ig Ω以下
混触で低圧側の対地電圧150V超のとき、高圧等の電路を自動遮断(遮断時間 1秒超2秒以下)300/Ig Ω以下
同上で遮断時間 1秒以下600/Ig Ω以下

地絡を早く遮断できる設備ほど、許される接地抵抗値が緩くなる(大きくてよい)関係です。

接地線の太さの考え方

接地線(接地極と機器を結ぶ電線)の最小太さは、電技解釈第17条が接地の種別ごとに定めています。条文は「直径◯mm以上の軟銅線」または「引張強さ◯kN以上の容易に腐食し難い金属線」という書き方で、より線の断面積(mm²)は原則として条文に出てきません。mm²が出てくるのは「移動して使用する電気機械器具で可とう性を必要とする部分」だけです。

間違えやすいのがB種です。B種は一律2.6mmではなく、原則は直径4mm以上(引張強さ2.46kN以上)で、直径2.6mm以上でよいのは「高圧電路または特別高圧架空電線路と低圧電路とを結合する変圧器」の場合に限られます(17-3表)。A種は直径2.6mm以上、C種・D種は直径1.6mm以上です。

よくある間違い

  • C種とD種の抵抗値の取り違え:C種10Ω/D種100Ω。300V超がC種(厳しい10Ω)、300V以下がD種(100Ω)。
  • 接地抵抗と絶縁抵抗の混同:接地抵抗(Ω・小さいほど良い)と、絶縁抵抗(MΩ・大きいほど良い)は逆向きの指標です。
  • 自動遮断による緩和を忘れる:C種・D種は0.5秒以内に自動遮断する装置を施設すれば500Ω以下まで緩和されます。

よくある質問(FAQ)

Q1. C種とD種の違いは何ですか?
A. 対象の低圧が300Vを超えるか以下かで分かれます。300V超の機器等がC種(10Ω以下)、300V以下がD種(100Ω以下)です。

Q2. なぜB種だけ計算式なのですか?
A. B種は高圧と低圧の混触時に低圧側の電圧上昇を抑える目的で、その地絡電流(1線地絡電流 Ig)の大きさに応じて必要な抵抗値が変わるためです。原則150/Ig Ω以下で計算します。

Q3. 接地抵抗はどうやって測りますか?
A. 接地抵抗計(アーステスタ)を用い、補助接地極を使った電位差法などで測定します。測定値が種別ごとの基準値以下であることを確認します。

出典(一次情報・出典)

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