iQ-R エラーコード検索ツール|三菱PLC(MELSEC iQ-R CPU)のエラー名・停止/続行をコードから引く
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このページは 三菱PLC MELSEC iQ-R のCPUユニットに出るエラーコードを引ける無料の検索ツール です。会員登録もログインも不要で、コードを入れるとエラー名称・停止/続行・重さの区分(軽度/中度/重度)・取説の掲載ページ が出ます。名称の一部(「バッテリ」「WDT」など)からの検索と、READY・ERROR の LED の状態からの早見 もできます。盤の前でスマホから使えるよう作っています。
🔎 iQ-R エラーコード検索
※ このツールは取説の一覧をもとにした早見で、原因・処置は取説・GX Works3 のユニット診断で確認してください。収録しているのは、MELSEC iQ-R CPUユニット ユーザーズマニュアル(SH-082487J)のエラーコード一覧(p.498〜529)にある自己診断エラー 1000H〜3FFFH の294件(3160H〜3163H は範囲コードで1件)です。内訳は停止185件・続行58件・停止/続行51件。持っているのはコード・エラー名称・停止/続行・掲載ページだけで、原因・処置の文章は載せていません。ページは取説に印刷されているページ番号です。
iQ-R のエラーコードの読み方(16進4桁・軽度/中度/重度)
iQ-R のエラーコードは 16進数4桁 で表されます。CPUユニットの自己診断エラーは、コードの範囲で重さが分かれています(ユーザーズマニュアル p.496)。
| コードの範囲 | 区分 |
|---|---|
| 1000H〜1FFFH | 軽度異常 |
| 2000H〜3BFFH | 中度異常 |
| 3C00H〜3FFFH | 重度異常 |
4000H 以降は ユニット間交信時のエラー で、4000H〜4FFFH は CPUユニット、B000H〜BFFFH は CC-Link、C000H〜CFBFH は Ethernet 搭載ユニット、というように範囲で区分されています(ユーザーズマニュアル p.496)。このツールは自己診断エラーだけを収録していて、4000H 以降のコードは区分だけを表示します。
停止エラーと続行エラーの違い
ツールの「停止/続行」の欄は、そのエラーが出たときに CPUユニットが演算を止めるか続けるかを表しています。
- 停止エラー:演算を停止して STOP 状態になります。このときの外部出力は、ユニットパラメータの 「エラー時出力モード」 の設定(クリア=OFF/保持)に従います(ユーザーズマニュアル p.498・p.167)。停止エラー中も CPUユニットとの通信はできる ので、GX Works3 をつないでエラーの中身を確かめられます(ユーザーズマニュアル p.498)
- 続行エラー:演算を続けます(ユーザーズマニュアル p.498)
- 停止/続行:設定によって停止にも続行にもなるエラーです
エラーを解除できるのは 続行エラーだけ です(ユーザーズマニュアル p.498・p.172)。プログラムからは特殊リレー SM50(エラー解除)を OFF→ON すると解除され、解除が終わると自動で OFF に戻ります(ユーザーズマニュアル p.570)。
WDT時間超過(2500H・2501H)は停止エラーです。スキャンタイムと WDT の関係は PLC(シーケンサ)の処理の順番|スキャンの流れとEND処理・サービス処理をやさしく解説【MELSEC iQ-R】 で整理しています。
エラーコードを見る場所:SD0・SD10〜SD25 と GX Works3 のユニット診断
出ているエラーコードは、GX Works3 のユニット診断か、特殊レジスタで確認できます(ユーザーズマニュアル p.496)。
| 特殊レジスタ | 中身 |
|---|---|
| SD0 | 最新の自己診断エラーコード(16進) |
| SD1〜SD7 | 最新の自己診断エラーの発生時刻(年・月・日・時・分・秒・曜日) |
| SD10〜SD25 | 自己診断エラーコード1〜16(最大16種。17個目以降は入らない) |
(特殊レジスタの内容はユーザーズマニュアル p.592)
SD0 の値はエラーコードそのものなので、16進で読んでツールに入れてください。10進で表示していると 2500H が 9472 のように見えて、別のコードと取り違えます。GX Works3 が PLC につながらずユニット診断を開けないときは、GX Works3でPLCに接続できない時の確認箇所|USB・Ethernetの切り分け から切り分けてください。
LED の見方(READY と ERROR の組み合わせ)
パソコンをつなぐ前でも、CPUユニット前面の LED でおおよその状態がわかります。ツールの「LEDで引く」はこの表をもとにしています(ユーザーズマニュアル p.489)。
| READY | ERROR | 状態 |
|---|---|---|
| 点灯 | 消灯 | 正常 |
| 点灯 | 点灯 | 軽度異常(続行エラー) |
| 点灯 | 点滅 | 中度異常(停止エラー) |
| 消灯 | 点灯/点滅 | 重度異常(ハード異常など) |
| 消灯 | 消灯 | 電源が入っていない・停電、またはハード異常 |
| 点滅 | 消灯 | イニシャル処理中 |
| 点滅 | 点灯 | 軽度異常(R00〜R02CPU の表だけにある組み合わせ・p.027・p.029) |
ほかの LED は次のとおりです(ユーザーズマニュアル p.026〜)。
- PROGRAM RUN(R00〜R02 は P RUN):点灯=RUN、点滅=PAUSE、消灯=STOP または停止エラー中
- USER:アナンシェータ(F)が ON の間は点灯
- BATTERY(R04〜):点滅=バッテリ電圧低下
READY が消灯しているとき は、ユニットを装着し直す → ほかのユニットの READY が点灯していれば CPUユニットの重度異常 → 電源ユニットを交換して READY が点灯するか → ユニットを1台ずつ増やす、の順で確かめます。電源を入れ直すときは、OFF にしてから 5秒以上あけて ON にします(ユーザーズマニュアル p.492)。PLC まわり全体のどこから見るかは PLCが動かない時のトラブルシューティング手順|どこから見るかの全体地図 にまとめています。
SM0・SM1・SD0 をインタロックに使う
取説には「SM0,SM1,およびSD0をプログラム上で使用してCPUユニットまたは機械系のインタロックにしてください」とあります(ユーザーズマニュアル p.166)。エラーの発生をプログラムで受けて、CPUユニットや機械のインタロック条件に使う、ということです。
- SM0:最新自己診断エラー(アナンシェータ ON を含む)。エラーで ON になり、正常に戻っても ON のまま(ユーザーズマニュアル p.570)
- SM1:最新自己診断エラー(アナンシェータ ON を含まない)。ON になったあとの動きは SM0 と同じ(ユーザーズマニュアル p.570)
- SD0:最新の自己診断エラーコード(ユーザーズマニュアル p.592)
SM・SD といった特殊デバイスの位置づけは 三菱PLCのデバイス種類まとめ|X・Y・M・L・D・T・Cの使い分け で確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q1:「2500」と「2500H」のどちらで入力すればよいですか?
A:どちらでも引けます。2500・2500H・2500h・0x2500 のように書き方が違っても、16進数のコードとして読み替えて検索します。iQ-R のエラーコードは16進4桁なので、SD0 の値を10進で見ている場合は注意してください。2500H を10進で表すと 9472 になります。
Q2:「停止/続行」と表示されるのはどういう意味ですか?
A:エラーが出たときに演算を止めるか続けるかが、設定によって変わるエラーです。取説の一覧でも「停止/続行」と書かれています。実際にどちらで動くかは使っている設定次第なので、取説の該当ページとGX Works3のユニット診断で確認してください。
Q3:原因と処置は表示されませんか?
A:表示していません。このツールは取説のエラーコード一覧から、エラー名称・停止/続行・掲載ページだけを抜き出した早見です。原因と処置は、表示されたページの取説か、GX Works3のユニット診断で確認してください。
Q4:4000H以降のコードが見つからないのはなぜですか?
A:4000H以降はユニット間交信時のエラーで、このツールが収録しているCPUユニットの自己診断エラー(1000H〜3FFFH)とは別のものです。4000H〜4FFFHはCPUユニット、B000H〜BFFFHはCC-Link、C000H〜CFBFHはEthernet搭載ユニットという区分だけを表示します。中身は区分に当たるユニットのマニュアルで確認してください。
まとめ
iQ-R のエラーコードは16進4桁で、1000H〜1FFFH が軽度、2000H〜3BFFH が中度、3C00H〜3FFFH が重度です。まず LED で正常・続行エラー・停止エラー・READY 消灯のどれかを見分け、SD0 か GX Works3 のユニット診断でコードを確かめ、このツールで名称・停止/続行・取説のページを引く。原因と処置は、そのページの取説で確認してください。
